Saturday, April 15, 2006
起業するためのビジネスプラン
著者: 三宅朝広
以前からビジネスプランコンテストといった類のものはいくつも存在しますが、 優勝賞金をもらったとしてもそれを元手に起業できる額でもないですし、 表彰されたような優秀なビジネスプランがその後事業化された、 という話もあまり聞きません。 そのような状況では、 起業家志望の方も学術的に評価されるビジネスプランを組み立てる能力ばかりを磨き、 起業家本にも学術的に評価されるノウハウだけが踊ることになってしまします。
先日「ビジネスプラン作成講座」の講師をつとめさせていただきましたが、 当日のメインスピーカーである株式会社アエリアの須田取締役の話の中から、 実際の起業で使えるビジネスプラン作成のポイントをいくつか紹介します。
1.前提条件をリアルにブレークダウンする
第1回ビジネスプランコンテストの応募作品もそうでしたが、 提出された作品の中で、 かなりの割合で、 事業計画の前提条件が現実ばなれした甘さのものがありました。
従来のマスメディアと異なり、 インターネットではユーザーの動向がリアルにトラッキングできます。 EC サイトではサイトのユニークユーザーの何%が購入するのか? や、 キーワード広告のクリックレートは何%なのか? など、 検索して調べれば簡単に近しい数値がでてくるはずのものを、 2桁も多めに見積もって事業計画としてあげてくるようなプランがありますが、 それでは起業するにあたって何の意味もありません。
第三者から見ても現実的な数字の根拠を元に、 事業計画を作成しましょう。
2.コストのバッファを必ずもうける
上記1で現実的にシミュレーションしたところで、 予想通りうまくいくことは稀です。 常にビジネスプランを作成する上で、 ネガティブな場合のシュミレーションをしてください。 それをしなかったばっかりに、 事業開始3か月目にして行き詰るような事態になった、という話も聞きます。
3.儲かっているモデルを模倣する
世の中に無から有を生み出せる天才はそんなにいるわけではありません。 私を含めた凡人の方々には、 儲かっているモデルを模倣することをおすすめします。 簡単に言うと○○分野の Yahoo! であったり、 ○○分野の楽天であったり、といったものです。
ただ、そこで終わってはいけません。 ○○分野の楽天を目指すのであれば、 その分野ならではの特徴があるはずです。 そこを詳細に分析し、 それぞれの特徴要素ごとにその対策を立ててください。
どうですか? 起業するためのビジネスプラン作成は難しいものではありません。 現在、第2回インターネットビジネスプランコンテストが開催されており、 優秀なビジネスプランは最高3,000万円まで出資が受けられます。
前回は全部で83通の応募があり、 入賞3作品すべてが事業化されています。 第2回は2006年3月24日締切りですので、 あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【第2回インターネットビジネスプランコンテスト概要】
募集期間:2006年2月1日~3月24日(必着)
主催:インターネットビジネスプランコンテスト実行委員会
主催企業:株式会社アエリア(大証ヘラクレス上場)
株式会社ネットエイジグループ
後援:japan.internet.com
CNET Japan
IT Media
@IT
VentureNow
株式会社ジャフコ
財団法人ベンチャーエンタープライズセンター DREAMGATE
以前からビジネスプランコンテストといった類のものはいくつも存在しますが、 優勝賞金をもらったとしてもそれを元手に起業できる額でもないですし、 表彰されたような優秀なビジネスプランがその後事業化された、 という話もあまり聞きません。 そのような状況では、 起業家志望の方も学術的に評価されるビジネスプランを組み立てる能力ばかりを磨き、 起業家本にも学術的に評価されるノウハウだけが踊ることになってしまします。
先日「ビジネスプラン作成講座」の講師をつとめさせていただきましたが、 当日のメインスピーカーである株式会社アエリアの須田取締役の話の中から、 実際の起業で使えるビジネスプラン作成のポイントをいくつか紹介します。
1.前提条件をリアルにブレークダウンする
第1回ビジネスプランコンテストの応募作品もそうでしたが、 提出された作品の中で、 かなりの割合で、 事業計画の前提条件が現実ばなれした甘さのものがありました。
従来のマスメディアと異なり、 インターネットではユーザーの動向がリアルにトラッキングできます。 EC サイトではサイトのユニークユーザーの何%が購入するのか? や、 キーワード広告のクリックレートは何%なのか? など、 検索して調べれば簡単に近しい数値がでてくるはずのものを、 2桁も多めに見積もって事業計画としてあげてくるようなプランがありますが、 それでは起業するにあたって何の意味もありません。
第三者から見ても現実的な数字の根拠を元に、 事業計画を作成しましょう。
2.コストのバッファを必ずもうける
上記1で現実的にシミュレーションしたところで、 予想通りうまくいくことは稀です。 常にビジネスプランを作成する上で、 ネガティブな場合のシュミレーションをしてください。 それをしなかったばっかりに、 事業開始3か月目にして行き詰るような事態になった、という話も聞きます。
3.儲かっているモデルを模倣する
世の中に無から有を生み出せる天才はそんなにいるわけではありません。 私を含めた凡人の方々には、 儲かっているモデルを模倣することをおすすめします。 簡単に言うと○○分野の Yahoo! であったり、 ○○分野の楽天であったり、といったものです。
ただ、そこで終わってはいけません。 ○○分野の楽天を目指すのであれば、 その分野ならではの特徴があるはずです。 そこを詳細に分析し、 それぞれの特徴要素ごとにその対策を立ててください。
どうですか? 起業するためのビジネスプラン作成は難しいものではありません。 現在、第2回インターネットビジネスプランコンテストが開催されており、 優秀なビジネスプランは最高3,000万円まで出資が受けられます。
前回は全部で83通の応募があり、 入賞3作品すべてが事業化されています。 第2回は2006年3月24日締切りですので、 あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【第2回インターネットビジネスプランコンテスト概要】
募集期間:2006年2月1日~3月24日(必着)
主催:インターネットビジネスプランコンテスト実行委員会
主催企業:株式会社アエリア(大証ヘラクレス上場)
株式会社ネットエイジグループ
後援:japan.internet.com
CNET Japan
IT Media
@IT
VentureNow
株式会社ジャフコ
財団法人ベンチャーエンタープライズセンター DREAMGATE